まるで1990年代の日本とアメリカを見ているかのようだ。世界第2位の地位を中国に譲りはや10年以上。
今後、世界経済における日本の存在感はどうなっていくのだろうか? 経済アナリスト、森永康平氏が見通しを語る。
■日本は世界第3位の経済大国?
ニュースなどで、「日本は世界第3位の経済大国」という表現を聞いたことはないでしょうか? また、こう聞いてみなさんはどのように感じますか?
私は未だにこの表現には慣れません。私が学生だったころは「日本は世界で2番目の経済大国なんだ」と教わり、
「小さな島国なのに、米国に次いで世界2位なんてスゴいなぁ」と驚くとともに、少し誇らしげな気持ちになった記憶があります。
社会人になった2007年の時点でも日本は世界第2位でしたから、もう刷り込まれてしまったのでしょう。いまでも第2位というイメージが消えないのです。
私が金融機関で働いていた時の上司たちは、私以上に「スゴい日本」の印象を未だに抱いているようです。
1979年には『ジャパン・アズ・ナンバーワン』という戦後の日本経済の高度成長を分析する書籍が発刊され大ヒットとなり、
80年代後半のバブル期には山手線内側の土地の価格だけで米国全土が買えるとまでいわれていたわけですから、
感覚的には日本が世界第1位とすら思っていたかもしれません。それではいつ第3位に転落したのでしょうか?
それは2010年です。追い抜かれてから、もう10年以上が経っているのですが、どの国に追い抜かれたのかはすぐにわかりますよね?
そう、中国です。中国は日本の10倍以上の人口を抱えるわけですから、その国が高い経済成長を続ければ日本を追い抜くのは当然です。
■2050年も日本は経済大国のままですか?
さて、ここで気になるのは日本がいつまで経済大国でいられるのか、ということです。
ここでクイズといきましょう。
問題)2050年には日本のGDPは世界でどの位置にいるのでしょうか?
1)上位3か国のどこかにいる
2)上位3か国には入れないが、トップ10の中に入る
3)トップ10から外れてしまう
ちなみに、米国・中国・日本という世界トップ3のそれぞれが世界に占めるGDPのシェアについて、
バブルが始まる前の1980年から2020年までの期間で推移を見てみると、日本が1994年、1995年あたりからジワジワとシェアを落としていっているのに対して、
中国が2000年に入ってから急激に追い上げていることがわかります。
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では、クイズの答えはどうでしょうか? 企業や経済について分析や助言などを行う、
世界最大級のプロフェッショナルサービスファームであるPwCが発表したレポートによれば、2050年のランキングは次の表のようになっています。
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このランキングでは日本は第7位まで転落しています。つまり、正解は(2)ということになります。
人によってはこれを転落とは思わず、まだトップ10内にいられるのか、という捉え方をするかもしれません。
ただ、この上位の顔ぶれを見てみなさんはどう思いますか?
日本以外でトップ10に入っている国として中国とインド、米国、ドイツは想像できたかもしれませんが、
インドネシア、メキシコ、ナイジェリアあたりは意外に感じるのではないでしょうか?
近年の中国ではありませんが、私たちが考えている以上に新興国の成長速度は速く、今後世界の経済勢力図はめまぐるしく変わっていくことでしょう。
https://news.careerconnection.jp/?p=118934
引用元: ・【経済】2050年の世界GDPランキング予測 1位中国、2位インド、3位米国……7位日本 [ボラえもん★]
多いところには敵わない
先端技術導入が遅れて10位圏外確定だよ
そんなに高いのか
日本スゴいじゃん!
レンポー
はい解散