はじめにご紹介するのは、大ヒットRPG『ロマンシング サ・ガ』のリメイク作品、PlayStation2用ソフト『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』、通称『ミンサガ』に登場する武器「青の剣」です。あまりの入手難度にファンの間では「狂人剣」とも呼ばれています。
入手のための最初のステップとして、まずゲーム内部で設定されている「ゲームランク」を、最高のランク9にする必要があります。このランクの仕様が少し特殊で、普通に進めればランク8までは順当に上がりますが、そこから戦闘を重ねると一瞬だけランク9になり、もう一度戦闘するとランク8に戻ってしまうのです。つまり、ぴったりランク9になるよう調整しなければなりません。
次のステップとして「サーチレベル5のお宝の地図」を入手します。これはランク9のときのみ、戦闘によって入手が可能なアイテムです。しかし、戦闘で「お宝の地図」を入手できる確率は1%以下。そしてその地図がレベル5である確率は10%。さらに、レベル5の地図のなかでも「青の剣」につながる“アタリ”の確率は30%。つまり目的の地図を入手できる確率は……驚異の0.03%以下です。一度戦うとゲームランクがズレるため、ひたすらリセットを続けます。
最後に、手に入れた地図を使って“発掘”を行います。「ようやく青の剣が手に入る!」という大詰めのパートですが……「青の剣」の出現確率は1/2430~1/675。最後までリセット地獄の鬼畜仕様となっています。
●エクスカリバーII(ファイナルファンタジーIX)
続いては、初代PlayStationで発売された『ファイナルファンタジー IX』に登場する最強武器のひとつ「エクスカリバーII」です。普通にプレイしていては到底入手不可能で、一時期は存在自体が「デマではないか?」といううわさも流れました。
このアイテムの入手方法は、“プレイ時間12時間以内”にラストダンジョンの奥深くにある「虚空への門」へたどり着く、というシンプルなもの。しかし、まともにプレイするだけではまったく間に合いません。無駄な戦闘は極力避け、ミスやランダム要素が悪かった場合は即リセット。なおかつ、時間がかかるセーブの回数は節約。ルートやアイテム管理も無駄のないプランを組み立てなければなりません。
しかしそこまでしても12時間の壁は高く、達成は困難です。そこで編み出されたのが、「PlayStationのフタを開ける」という掟破りの方法。ムービー開始直後にフタを開けるとスキップされる仕様になっており、大幅に時間を短縮できるのです。「ストーリーを楽しもう」という想いを1ミリでも持っていたら、このアイテムを手に入れることはできません。
このように高い入手難易度を誇っていた「エクスカリバーII」ですが、PlayStation4版には「高速モード」が搭載されたため、比較的簡単に入手することが可能となっています。
正攻法で手に入れた人は存在する? “天文学的”な低確率の最強武器
●サイコウォンド(ファンタシースターオンライン)
最後は、『ファンタシースターオンライン』 、通称「PSO」シリーズに登場する強力武器「サイコウォンド」。初代『PSO』は一部レアアイテムのドロップ率が極端に低く、特にドリームキャスト版のver.1は、病的な低確率となっています。
「サイコウォンド」は、遺跡に登場する中ボス的な強さの敵キャラ「カオスソーサラー」を倒すと一定の確率で入手できます。その確率、なんと0.000048%。そしてこのキャラがアイテムを落とす確率が35%のため、実質的なドロップ率は……「595万分の1」。まさに天文学的な数字です。最近は「ソシャゲのドロップ率が低い」と文句を言う人々もいますが、ここまでの低確率を目の当たりにしたら笑えてくるのではないでしょうか。
この「サイコウォンド」は性能もトップクラスに高い武器。しかしその確率から、持っているだけでチートを疑われるアイテムでした。果たして、正攻法のドロップで手に入れた人は地球上に存在するのでしょうか。
引用元: ・ゲームの入手困難すぎるレアアイテム3選 もはや開発者が病気レベル [首都圏の虎★]
それほどのアイテムだったか
じっくりやりたい自分は諦めた