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幅広い年代から愛されるゲーム『ドラゴンクエスト』。子どもがゲーム好きで心配している親御さんもいますが、子どものゲームプレイスタイルから、”どうすれば勉強のやる気を一気に引き上げられるか”がわかります。
なぜなら、プレイスタイルから、どのような性格や価値観を持っていて、ゲームにどのようなことを求めているかが見えてくるからです。今までもその欲求を勉強に当てはめ、一気に勉強のやる気が出たケースを目にしてきました。
■レベル上げが楽しい子どもか、最速クリアが楽しい子どもか
ドラクエの遊び方はたくさんありますが、今回は4つに分けてみます。1つ目は「成長を楽しむことが好きなタイプ」。レベル上げをして新しい呪文や技を覚えたり、HPやMPが3桁を超えるとテンションが上がったりする、プレイヤーの成長を楽しむ子です。
逆に、トルネコの大冒険や風来のシレンで死んでしまってレベルが1に下がると一気にテンションが下がってしまいます。このタイプだと、勉強ができるようになること=だんだん強くなることだと意味づけて、いかに、勉強はゲームと同じだと認識してもらえるかが鍵となります。
勉強をドラクエだと思ってもらい、達成感を得てもらうため、「レベルアップ・進捗を見える化」してみてください。例えば、自分の達成度が一目でわかるような表を作り、単元をクリアするごとに表にシールを貼ってみてはどうでしょう。
このレベルに達したらこの呪文や技が使えるようになる、といった感じで「単語暗記や問題集をどこまで勉強すればテストの点数は何点になりそう」と伝えると、より”ドラクエ”感は増します。また、この目標点数も妥当な点数に決め、子どもが納得できるようにするのも重要です。
2つ目は「承認を目的にするタイプ」。街の人との会話などは最小限に留めていて周りの誰より最速でクリアして「凄い」と言われたい、ドラクエの話でマウントを取りたい子に多いです。「友達とどのようなゲームの話をしているの?」と聞くとこういった傾向が見えてきます。
このタイプは「点数を高く取ることで『凄い』と言われる」と思ってもらうことが重要です。子どもに「勉強をすると凄いって言われる、将来的にマウントを取れるんだ」と実感してもらうと勉強も捗ります。
例えば、点数が上がったらすかさず、親が「その点数はすごい!将来、◯◯になれるかもしれない!」と伝えてみてください。その子が周りの人にどう言われたいかを掴んで、わざとらしくなく言うことが大切です。
お願いできそうなら、塾の先生にも上記のような発言をしてもらうよう伝えるのもいいですね。ただ、あまりにも両者が近しい言葉やいつも使わない言葉を使うと”口裏を合わせているのでは”と勘ぐられることもあるので、注意が必要です。
■YouTubeの学習動画も効果的に使う
3つ目は「自由さを楽しむタイプ」。「船やラーミアや気球で自由に飛び回るのが一番テンション上がる!」「新しい街を散策するのが楽しい!」という子は、教える勉強ではなく制限を少なくして「考える」「創る」という学び方が効果的です。
例えば、数学を教えるときなら、「この公式をつけると○○の意味になるよ。じゃあ別の方法だとどうすればいいと思う?」とゴールから考えてもらってみてください。英語だったら、「happyの前にunを付けると不幸という意味になるけど、他はどんなのがあると思う?」と自由に考えてもらいましょう。
語源から教えるのもいいですね。教える側がポイントを抑える必要もありますが、自由に考えてもらったあとに語感的な知識を補足すると、英語の語彙力・意味の類推能力も上がります。THE ENGLISH CLUBといったサイトでも解説しているので活用してみてください。
4つ目は「動きや変化を楽しむタイプ」。キャラクターの着せ替えを試行錯誤したり、攻撃やモンスターの動きなどの演出に興味が向いたりしている子です。この場合、学習範囲のYou Tube動画を一緒に見ることなどがおすすめです。
理科なら単元である天気や天体の動画を見たり、地理なら実際に景色や動きを一緒に見たり。動きや風景、面白そうな演出の動画視聴とともに、必要な知識を解説して頭に入れてもらうのが効果的です。
これ以外のタイプもありますが、今回は4つのタイプ別に効果的な教え方をお伝えしました。子どもがゲームに熱中している際には、「そのゲームのどこが好きなの?」と聞いてみてはどうでしょうか。そこから効果的な教え方が分かるかもしれません。
もちろん1つのタイプだけに収まらず、複数タイプに当てはまる時もあります。その場合は、特にどのタイプの性質が強いかを見ていってください。
(一部略)
引用元: ・【教育】ドラクエの遊び方で分かる”わが子の最適な勉強法” 4タイプ別に解説 [征夷大将軍★]
おいらの最適な勉強法は?
小学生100をとって当たり前
中学校は1位をとって当たり前
そうやって育てられました
(´・ω・`)
ストーリー上緊迫してる時に寄り道したくない
このタイプ
小学校のとき、先生に知能に障害がある子のうちに遊びに行かされた。
彼は脇目もふらずにドラクエ3をやっていて、正直、「こいつでもドラクエとかわかるんだなあ」と思った。
三十分ほど彼のプレイを見ていて、とても悲しい事に気が付いた。
彼がそのゲームでやっているのは、アリアハンの周りでスライムとカラスを倒す、ただそれだけだった。パーティにただ一人の勇者のLvは50を越えていた。彼は永遠、素手でスライムを殺し続けた。
とても楽しそうだった。
先に進めてやろうと思い1コンに手を伸ばしたら凄い剣幕で怒鳴られた。なんて怒鳴られたか聞き取れなかったけれど、とにかく怒鳴られた。
それを見て彼の母親が「ごめんなさいね、○○ちゃんはファミコン大好きのよ」と僕に謝った。
彼はドラクエ以外のソフトは持っていなかった。
僕はそれ以来、ゲームをやらなくなった。以前のようにゲームにのめり込めなくなってしまったのだ。コントローラーを握るとやるせなくなった。友達の家に行ってもみんながやるのを見ているだけだった。
その間、僕はゲームに興じる友達の背中だけを見るように努めた。
本当にむなしかった。
その内に、僕はファミコンを憎むようにさえなった。今までの人生の中で、あんなに何かを憎んだことはない。
それは真夜中に僕を目覚めさせた。
ゲームなんかこの世からなくなってくれと本当に願った。
僕はソフトを彼に全部あげて、本体は捨ててしまおうと思ったが、兄に怒られそれすらできなかった。
一人暮らしをしている今でもゲームは嫌いだし、もちろん家にも置いていない。
時々、彼と、永遠に世界を救えなかったであろう彼の勇者の事を思い出すと、とても悲しくなる。